夢あふれるTCK職員 公務員採用合格率5・4倍の難関

[ 2019年4月12日 05:30 ]

大井競馬場正門
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 【大いに気になる!】気温の上昇とともにリクルートスーツを身にまとった大学生の姿が目立つようになってきた。30年前の自分に重ね合わせ、馬好きが競馬場の仕事を選んだら…。大井競馬場の職員になるにはどうすればいいの?

 総務課人事係長の三神康宏さんに聞いてみた。すると驚くべき!?答えが。「うちの職員は公務員なんです」。えっ、と思ったが確かに大井競馬の主催者の正式名称は「特別区競馬組合」。つまり東京23区で運営されているということ。まずは特別区人事委員会が行う採用試験(1類事務)に合格しなければ始まらない。当然、筆記試験(問題はHPで閲覧可)も加えた2回の試験をクリアしなければならない。昨年は合格率5・4倍という難関だ。

 さらに合格しても受験者は行きたい特別区の希望を1~3位まで提出できるが、必ずしもそれが通るとは限らない。実際、大井競馬場での採用は「4人以下が多い。ただ、獣医に関しては独自採用しているので別枠」(同係長)という。

 正直、職員採用へのハードルは高いと思ったが、ここ数年の地方競馬の売り上げは右肩上がり。再びブームになってきた競馬を通しての仕事は魅力たっぷり。ぜひ、あなたもチャレンジしてみては。

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2019年4月12日のニュース