【第124期修了記念競走】末永 イン逃げチャンプ!佐賀支部では6人目

[ 2019年3月21日 05:30 ]

第36代チャンプの末永和也(中央)、2着の為本智也(左)、3着の中島秀治
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 ボートレース第124期生の修了式が20日、福岡県柳川市大和町のボートレーサー養成所で約300人の親族、関係者が集まり盛大に行われた。修了記念競走は末永和也(20=佐賀)がイン逃げを決め、第36代養成所チャンプの座を勝ち取った。佐賀では111期の安河内将以来、6人目。修了生は男子20人、女子5人。5月から全国でデビューする。 

 コンマ16のSを決めて1マークを先マイし、きっちりと押し切ってみせた。「全速で自分のスタートがいけた。1マークは外して焦ったが、2マークからは自分の走りをするだけだった」。表彰台では家族に向けて、「優勝しました」と笑顔を振りまいた。

 リーグ戦では5回の優出で2回の優勝。ただ一人勝率7点台をマークし堂々の1位。訓練中には頭部を打撲し、約20日の入院をするなど、決して順風満帆ではなかった。「あの時はつらかった。早く操縦したいと思っていた。復帰してからは楽しかったですね」。遅れを取り戻そうと懸命に努力を続けた結果が花開いた。

 田島禎義主任教官は「ケガを克服し、その後もしっかりレースをこなした。レース展開が読める」。浦部彰二実技教官は「何でもできて、センスがある」と太鼓判を押す。

 5月1日からのからつでデビュー。リーグ戦勝率6・50以上、複勝率30%以上、事故率0・70の条件を満たし、B1あっせん特例となる。新進気鋭がしのぎを削る佐賀支部に、また一人スター候補が加わる。

 ◆末永 和也(すえなが・かずや)1999年(平11)2月16日生まれ、福岡県糸島市出身の20歳。佐賀県唐津市在住。リーグ戦勝率は7・04の1位。好きな言葉は史上最強。1メートル70、52キロ、血液型A。

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2019年3月21日のニュース