【競輪学校卒業記念】脇本勇 昨年G1・2勝の「兄のような先行選手に」

[ 2019年3月18日 05:30 ]

脇本雄太を兄に持つ脇本勇希
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 「兄は卒記の決勝3着だったので、僕も決勝に乗って3着以上に入りたいですね」。2世、きょうだいレーサーは数多くいるが、第115、116回生の中で最も注目を浴びる宿命にあるのが脇本だ。兄の雄太は昨年のオールスターと寛仁親王牌を制しGP初出場。競技と二足のわらじを履き、20年東京五輪での金メダル獲得を目指す大スターだ。そんな兄の背中を追い、ジュニア時代は申し分ない実績。昨年7月に行われた第1回記録会では1000メートルで好時計をマークしA評価を獲得した。また、ナショナルチームのブノワ・ベトゥ短距離ヘッドコーチが指導する選抜強化クラスの練習にも参加。課題のダッシュの強化に取り組んだ。競走成績は39戦4勝ながら伸びしろ十分の20歳。「S班の兄は最も近くて遠い存在だけど、兄のような先行選手になれるように」と、どデカい目標をぶち上げた。

 ◆脇本 勇希(わきもと・ゆうき)1998年(平10)11月16日生まれ、福井県出身の20歳。福井県立科学技術高卒。16年、国民体育大会(岩手)少年男子ケイリン2位。同年、トラック種目のジュニア世界選手権(スイス)男子チームスプリント7位。師匠は兄・雄太(94期)。選手になってからの目標は「G1先行優勝」。好きな食べ物は焼き肉。1メートル73、66キロ。血液型A。

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2019年3月18日のニュース