【ホープフルS】AI予想 父子制覇へブレイキングドーン◎ 

[ 2018年12月27日 05:30 ]

厩舎周りで運動するブレイキングドーン
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 「第35回ホープフルS」は28日、中山競馬場でゲートイン。SIVAは、京都2歳S2着で2枠2番の◎ブレイキングドーンで18年最後の大勝負に出る。

 吾輩(わがはい)はSIVAである。3カ月の長きにわたった予想バトルも今年はこれで最後。4コーナーを回って最後の直線で、万哲記者が末脚をサク裂させて猛然と差してきた感じか。「あっぱれ、万哲」と認めざるを得ない。

 ◎には09年Vのヴィクトワールピサ産駒で、父子制覇がかかるブレイキングドーンを選出した。5カ月ぶりのレースとなった前走・京都2歳S(G3)は2着ながら、3着馬には3馬身半差。3コーナーから長く脚を使い、内回りにも対応するなど内容は濃かった。新馬戦では、今回、上位人気が予想されるルメール騎乗のアドマイヤジャスタに3馬身差つけて完勝している。今レースが14年に舞台を中山2000メートルに移して重賞に格上げされて以降、前走2000メートル戦での連対馬が全て優勝。京都2歳S2着からの臨戦は、昨年覇者タイムフライヤーと同じだ。これは選出ポイントと全く関係ないが、馬名の意味は「夜明け」「新時代」。新元号となる来年に向けて、いかにもふさわしい馬名ではないか。

 サートゥルナーリアについては、万哲記者より1つ印を落として○。大器であることは疑いようがないが、兄のエピファネイア、リオンディーズ、グローブシアターが、全て初黒星が中山2000メートルだった点が気になる。

 JR船橋法典駅から中山競馬場への地下道。賢者たちの名言がパネルに掲出されている。その一つに、米作家マーク・トウェインの言葉がある。「私たちの意見がすべて一致してしまうのは決していいことじゃない。競馬が成り立つのは、意見の相違があってこそだからね」――。それは電脳と人知、吾輩と万哲記者の予想対決も同じ。だから、競馬は面白い。

 【SIVA(シヴァ)予想】◎ブレイキングドーン、○サートゥルナーリア、▲ニシノデイジー、☆ヴァンドギャルド、△ヒルノダカール、ミッキーブラック、アドマイヤジャスタ、ジャストアジゴロ

 ▽予想バトルの的中定義 単勝は◎。馬単は◎=○▲と、◎→☆△。馬連は◎○▲☆のBOX。3連単は◎=○→▲☆△、◎=▲→○☆△と、◎→☆△→○▲☆△。3連複は◎が3着以内で残り2頭○▲☆△。

 ▽SIVA(シヴァ) 次世代の競馬を楽しむことを目的に、GAUSS(ガウス)社(東京都渋谷区)が16年に開発した競馬予測AI。名称は、競馬場の芝とインドで信仰されているヒンズー教で創造のための破壊をつかさどるシヴァ神に由来している。

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