【ホープフルS】デイジー90点“泥棒の名人”ばり立派な肩甲骨

[ 2018年12月25日 05:30 ]

筋肉量も抱負で立派な肩甲骨のニシノデイジー
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 立派な身なりの紳士が老夫婦で営む農家を訪ねました。「あなた方にお子さんはいないのですか?」。紳士が聞くと、農家の亭主は「かつて、せがれがいたが、家を飛び出したっきりで音沙汰もない」と答えました。「その息子さんの顔は覚えてますか?」と再び問うと、亭主は「覚えてないが、ほくろのある大きな肩が目印だ」と言います。「その息子さんの肩はこんなですか?」。紳士がシャツを脱ぐと、亭主は「たまげた!俺のせがれか!?」と肩を見入りました。紳士は泥棒の名人でしたが、再会した両親の説得で領主に自首します。「わしが所有する大型馬を厩舎から盗んできたら許してやろう」。紳士は領主の馬を大きな肩で軽々と担いで無罪放免になったそうです。

 グリム童話にも登場する民話「泥棒の名人」を思い出したのはニシノデイジーの大きな肩に触れたからです。「僕の目印です」と見る者に訴えかけてくるような立派な肩甲骨。筋肉量も豊富で、前肢の要になっています。肩ほどではないが、トモにもいい筋肉がついている。首や尾も幼い顔つきとアンバランスに映るほど太くてたくましい。前肢のつなぎは緩いが、脚の腱が浮き上がっているのでトラブルの心配もないでしょう。あとは腹周りにもっと幅が出てくれば、「泥棒の名人」にも見劣らない立派な身なりの紳士になります。

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2018年12月25日のニュース