人馬一体の返し馬が的中のヒント

[ 2018年12月21日 05:30 ]

返し馬を見るポイントは人馬一体かどうか
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 【地方からの風】馬券的中のヒントとなる「返し馬」。プロはどこに注目しているのか、騎手、調教師に聞いてみた。

 「気分良さそうに走っているのがいい」「折り合っているのが大事」「落ち着いていること」…とそれぞれの立場から感覚的な表現で答えが返ってきたが、それらを要約してくれたのが大井調教師リーディングトップの藤田師だ。

 「歩いているときはバランス良く、テンションを上げ過ぎず内に秘めるような前進気勢を見せること。そして一完歩目からスッとハミを取って折り合って走りだしていけるのがベスト」

 レース前に無駄なエネルギーを使ってしまうのが大きな減点材料になるというのだ。

 2000勝ジョッキーの真島は「物見をしていたり、イライラしているのはダメ。集中していることが大切」と言う。ミスターピンクこと3500勝騎手の内田も「騎手の制御が利いていない馬はレースで力が出せない」と話した。

 導き出された答えは「人馬一体」ということ。見る方はいかにスムーズにその態勢になっているか、に注目したい。

 最後に「個体差があるので1頭を見続けることで、それがよく分かる」という藤田師。まさに的中率アップへの一言だ。

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2018年12月21日のニュース