【朝日杯FS】牝馬38年ぶり夢散…アレグリア 伸び脚不発3着

[ 2018年12月17日 05:30 ]

<朝日杯FS>3着に終わったC・ルメール騎手騎乗のグランアレグリア(撮影・田中 健作)
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 38年ぶりの牝馬Vを狙ったグランアレグリアは3着に沈んだ。道中は逃げたイッツクールを見ながら2番手をキープ。抜群の手応えで直線を迎えたが、アドマイヤマーズが外から併せると、嫌がるように馬体を離して内へ。2連勝で見せた伸び脚は発揮できず、最後はクリノガウディーにもかわされた。

 牡馬の気迫に押されたか。ルメールは「道中はリラックスして走れていたが、ミルコが外から来た時にバランスが悪くなり内へ逃げた。反応も悪かった。これまでの競馬が余裕すぎて併せ馬になる経験がなかったからね」と肩を落とした。藤沢和師は「残念。内へヨレたのは初の右回りも影響したかも。また来年、出直します」とサバサバした表情で完敗を認めた。今後は放牧に出て来春の桜花賞に備える予定。「足りないのは経験だけ」。そう繰り返したルメールの言葉通り、苦い敗戦は必ず来春への糧となるはずだ。

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2018年12月17日のニュース