左海&佐藤太師、“同期ドリームロード”第一歩

[ 2018年12月14日 05:30 ]

馬体から湯気が上がるほどの熱走でデビュー2連勝したシントーアサヒの鼻面をなでて労をねぎらう左海(左)
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 【地方からの風】「新馬の時は走るな、と思っていたが、今日の走りで確信に変わったね」

 シントーアサヒ(父ストロングリターン)から下馬すると手綱を取った左海はそう言って飛び切りの笑顔を振りまいた。12日船橋4R(2歳選抜牝馬)のクラーベセクレタ・メモリアルを2着に2秒1の逃げ切りぶっちぎり勝利。新馬の時も2秒5差をつけていただけに、その数字自体がモノの違いを表している。

 「2戦目でイレ込みはマシになったし、レースでもこちらの指示に反応してくれる。学習能力の高い馬。番手の競馬もしてみたいが、ここ2戦は能力が違い過ぎた。先がまだまだありそうだし楽しみ」と左海からは惜しみない賛辞が続いた。その言葉を引き継いだ佐藤太師からも「桜花賞を意識しています」とクラシック獲りへの強い意気込みが飛び出した。

 牝馬だけに間隔を詰めて使ってリズムを崩したくない、ということから次走は来年2月13日のユングフラウ賞(S2、浦和1400メートル)を目標に仕上げていく予定だ。佐藤太師と騎手で同期の左海は「降ろされないようにしなきゃ」とジョークを飛ばしたが、「同期と力を合わせて。そして南関東生え抜きの馬で大きなレースを獲りたい」と佐藤太師。2人のドリームロードがスタートした。

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2018年12月14日のニュース