新規調教師免許6人合格!長谷川元騎手「後悔しないように」

[ 2018年12月7日 05:30 ]

調教師試験に合格した(左から)新谷功一調教助手、長谷川浩大調教助手、吉岡辰弥調教助手(撮影・平嶋 理子)
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 JRAは6日、平成31年度の新規調教師免許試験合格者を発表した。合格者は小手川準(47)、新谷功一(41)、長谷川浩大(35)、深山雅史(41)、宮田敬介(38)、吉岡辰弥(42)の6人。長谷川氏は12年9月末に引退した元騎手でJRA通算213勝(重賞3勝)を挙げている。

 「騎手を引退して区切りを付けたつもりだったけど、1年ぐらいは後悔もあった。でも、(中村均)先生の下で調教助手として過ごした6年間で人として成長させてもらいました」

 来年2月で定年を迎える中村師は「これで心置きなく引退できる。JRAに後継指名を出しました」と明かした。まだ確定ではないものの、中村厩舎の管理馬やスタッフがそのまま移籍し、来年3月に開業することが有力視される。長谷川氏は「後悔しないようにやりたい」と決意を新たにしていた。

 ◆長谷川 浩大(はせがわ・こうだい)1983年(昭58)11月19日生まれ、京都府出身の35歳。03年騎手デビュー。JRA通算3979戦213勝(重賞3勝)。12年に騎手引退後は中村均厩舎で助手。

 ▼宮田敬介助手 国枝先生のようにスタッフを信頼して仕事を任せられるような器の大きい調教師になりたい。技術調教師としてアーモンドアイとドバイや凱旋門賞に行くこともあるかもしれないので、日本競馬の悲願が達成される瞬間を見たい。

 ◆宮田 敬介(みやた・けいすけ)1980年(昭55)10月8日生まれ、茨城県出身の38歳。06年から美浦・栗田博、田島、国枝厩舎で厩務員、調教助手。

 ▼深山雅史助手 大学を卒業するなら調教師を目指した方がいいと言われたことが、ずっと心のどこかにあった。できれば伊藤正徳先生のようにG1を勝ちたいし、いつかは追い越せるような成績を残したい。

 ◆深山 雅史(ふかやま・まさし)1977年(昭52)2月8日生まれ、東京都出身の41歳。05年から美浦・伊藤正厩舎で厩務員、調教助手。

 ▼小手川準助手 目標は小桧山先生。先生の周りには笑顔があふれていて、その人柄、人間性を目指したい。まずは初勝利を目標にしたいと思っている。

 ◆小手川 準(こてがわ・ひとし)1971年(昭46)11月16日生まれ、東京都出身の47歳。98年から美浦・諏訪、浅野、小桧山厩舎で厩務員、調教助手。

 ▼吉岡辰弥助手 (サートゥルナーリアが出走の)ホープフルSが年末の大一番。これが最後の仕事になりそうです。角居先生に合格を報告したら、おめでとうと言ってくださった。角居先生を超えるようなトレーナーになりたい。

 ◆吉岡 辰弥(よしおか・たつや)1976年(昭51)3月2日生まれ、京都府出身の42歳。93年に栗東トレセンへ。藤岡範、角居厩舎を経て現在は中竹厩舎で助手。

 ▼新谷功一助手 (11回目のチャレンジでの合格に)うれしい!のひと言です。泣くかと思ったけど驚きの方が大きかった。出馬投票する全てのレースに勝ちたい。

 ◆新谷 功一(しんたに・こういち)1977年(昭52)3月8日生まれ、福岡県出身の41歳。栗東・福永、森、湯窪、大久保厩舎を経て現在は高橋康厩舎で助手。

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