【大井・勝島王冠】地方も3歳馬!モジアナ重賞初V

[ 2018年12月6日 05:30 ]

勝島王冠で重賞初制覇を決めたモジアナフレイバー。
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 3歳上オープンの強豪が集結した「第10回勝島王冠」(S2)が5日、大井競馬場で行われた。3番人気モジアナフレイバーが直線で鋭く抜け出し重賞初制覇を飾った。

 出遅れても焦らなかった。後方3番手からラチ沿いに進路を取ると向正面で徐々にポジションを上げていく。3コーナーでも手応えは絶好。馬群を縫うように前を捉えにいくと、直線を向いたところではロスなく外に持ち出した。「追い出しを我慢した」と繁田。残り200メートルでゴーサインを出すと一気に突き抜け後続を3馬身振り切った。

 「前走も出遅れたし、それで繁田君が手の内に入れてくれていたのが大きかった。こんなに強かったのかと思わせてくれた勝ちっぷり。タイトルが獲れて良かった」と福永師も満面笑み。この勝利で東京大賞典(29日)の優先出走権は得たが、ゲートが悪かったので「間隔を空けた方がいいかな」(福永師)と次走は白紙。ただ、将来が楽しみな3歳馬が現れたことだけは間違いない。

 2着ヒガシウィルウィン(森)勝ち馬とは重量差が大きかった。いい展開だったし、それでも勝たなくてはいけないが…。

 3着リコーワルサー(笹川)上手に競馬をしていたし、やれることはやった。勝った相手が強かった。

 ◆モジアナフレイバー 父バトルプラン 母ナスケンアイリス(母の父フレンチデピュティ) 牡3歳 大井・福永敏厩舎 馬主・尾田信夫氏 生産者・北海道新ひだか町の桜井牧場 戦績8戦6勝 総獲得賞金4960万円。

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2018年12月6日のニュース