菜七子51勝!中山芝で初勝利 満点騎乗に笑顔

[ 2018年12月3日 05:30 ]

中京6Rをディアボレットで制し、出迎えた加用師(右)に笑顔で応じる藤田菜七子
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 期間限定の☆マークゲットだ。藤田菜七子(21)が2日、中山4R(芝1800メートル)を6番人気ヴィエナブロー(牝2=林)で勝ち、今年27勝目。JRA通算47勝にJRA認定の地方交流4勝を加えて51勝となり、これで減量恩恵が△2キロ減から☆1キロ減となる。

 満点の騎乗だった。前に2頭を見つつ離れた3番手。完璧に折り合わせ、残り200メートル、満を持して外から追いだす。楽に先行2頭をかわし、後続を3馬身突き放して完勝。林師は「馬が落ち着いていたし、ジョッキーが凄く上手に乗ってくれた」と初コンビの人馬を称えた。

 菜七子はこれが中山芝コース初勝利。土曜の中京6R(ディアボレット)に続く2日連続Vだ。レース後、「追い切りに乗せていただいて凄くいい感触だった。いい状態だと思っていた。前がスーッと流れてくれて、最後まで凄く楽だった」と笑顔を見せた。

 今週から減量恩恵は☆1キロ減となるが、これは一時的なもの。来年3月1日からは女性騎手に対する減量新ルールが導入され、100勝までの間は▲3キロ減となる。「来週からは1キロ減になりますが今まで通りにしっかり乗っていきたい。結果を残していきたい」と菜七子。今週のカペラS(9日、中山)ではブラゾンドゥリス(牡6=尾形)で10度目の重賞チャレンジを果たす見通しだ。今の勢いなら重量に関係なく、勝ち星を量産しそうなムードすらある。

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2018年12月3日のニュース