【ジャパンC】リチャード駆けるテイオーの道 ミルコ「完璧」

[ 2018年11月22日 05:30 ]

Cウッドで併せ馬で追い切るスワーヴリチャード(手前)
Photo By 提供写真

 アーモンドアイの存在は脅威だ。古馬の大将格スワーヴリチャードのミルコ・デムーロが会見で3冠牝馬を「バケモン」と評した。その後の囲み取材でも「そう言ったよ。だってモンスター(怪物)でしょう」と繰り返している。

 天皇賞・秋で1番人気を裏切ったスワーヴリチャードだが、G1大阪杯では超ド級の走り。ジャパンCは名誉挽回の舞台となる。追い切りはCWコース6F85秒4とソフトにまとめた。先導したダイシンカローリ(3歳1000万)を追走、同入馬なりフィニッシュ。2週続けて騎乗したミルコは「そんなにやってないけど馬の状態は完璧」と感触を口にして、前走を「天皇賞は全然ダメ。スタートでぶつかって、3〜4角は内にモタれて、直線も伸びなかった。(内容に)ビックリした」と回顧した。

 庄野師は調教時、スワーヴのオーラとしぐさに目を凝らして「いい時は堂々と胸を張って走っている。あとはメンタル面」と本領発揮に期待した。庄野師のジャパンCの思い出は大学時代に観戦した92年、トウカイテイオーが勝ったレース。そのトウカイテイオーは直前の天皇賞・秋を1番人気7着に敗れ、ジャパンCで巻き返した。3冠牝馬を止めた時、スワーヴリチャードがテイオーと同じ道をたどる。

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2018年11月22日のニュース