【大井・ハイセイコー記念】ラプラス重賞初Ｖ！矢野「ダービーを目標にできる馬」

ハイセイコー記念を快勝したラプラス
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　来年のクラシックを占う２歳戦「第５１回ハイセイコー記念」（Ｓ２）が１４日、大井競馬場で行われ、２番人気ラプラスが直線抜け出し重賞初制覇を飾った。同馬には「第６９回全日本２歳優駿」（Ｇ１、１２月１９日川崎）の優先出走権が与えられた。

　手綱を取った矢野。レースを見守った藤田師。共に思っていたのは「ゲートをしっかり出ること」だった。デビューから３戦全て出遅れ。それでも２勝、２着１回こそが能力の証明だった。この日はこの３戦がウソのような好スタート。６番手で折り合って流れに乗ったが、ここですでに勝負は決まっていた。直線、馬場の中央に進路を取り前を一気にかわして先頭に立つと、内から追い込んだシビックヴァーゴを１馬身抑えたところがゴールだった。

　「デビューした時からダービーを目標にできる馬だと思っていた。このまま順調に成長してほしい」と矢野は最大限の賛辞。次走に関して藤田師は「オーナーサイドと相談して」と明言を避けたが、いずれにしても非凡な能力を見せつけた一戦だった。

　◆ラプラス　父カジノドライヴ　母ジュピターズジャズ（母の父サンデーサイレンス）　牡２歳　大井・藤田輝信厩舎　馬主・吉田勝己氏　生産者・北海道平取町の坂東牧場　戦績４戦３勝　総獲得賞金２５５４万円。