【エ女王杯】“雷神”モレイラ&リスグラシューG1初V 渾身ガッツポーズ「許してください」

[ 2018年11月11日 16:03 ]

<エリザベス女王杯>ビッグレースを制したモレイラ騎手はスタンドに向かって1番ポーズ(撮影・井垣 忠夫)
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 牝馬の頂点を決める「第43回エリザべス女王杯」(G1、芝2200メートル)が11日、京都競馬11Rで行われ、J・モレイラ騎手騎乗の3番人気のリスグラシュー(牝4=矢作厩舎)が優勝。悲願のG1初勝利をあげた。

 これまでG1で4度の2着。シルバーコレクターとして苦杯をなめてきたリスグラシューがついにタイトルをつかんだ。初コンビで導いた“雷神”“マジックマン”モレイラは「これまでも惜しい場面があったが、G1馬の能力は持っている。その能力を見せることができてよかった」と柔和な笑顔を見せた。

 モレイラにとっても日本ではこれが初のG1制覇。ゴール後はガッツポーズを何度も見せたが、「初のG1で何よりも特別な気持ちになった。(ガッツポーズは)許してください。初のG1がそれだけうれしかった」と苦笑いを浮かべた。

 先月、平成31年度JRA騎手試験は不合格に終わり、直後に「大きなパンチを受けたようだ」と涙を浮かべたが、そのショックもこの鮮やかな勝利で払拭。「またG1を取れるように頑張りたい」と笑顔を弾けさせた。

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