【エ女王杯】リスグラシューG1初制覇!“雷神”モレイラが銀コレクターを悲願Vに導く

[ 2018年11月11日 15:42 ]

<11R・エリザベス女王杯>ゴール前の叩き合いでモレイラ騎乗のリスグラシュー(左)がクロコスミアをかわしV(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 牝馬の頂点を決める「第43回エリザべス女王杯」(G1、芝2200メートル)が11日、京都競馬11Rで行われ、J・モレイラ騎手騎乗の3番人気のリスグラシュー(牝4=矢作厩舎)が優勝。悲願のG1初勝利をあげた。モレイラは日本では初のG1制覇。

 中団やや後ろから競馬を進めたリスグラシュー。3コーナーから進出し、直線でスムーズに外に導かれると、逃げ粘るクロコスミアをゴール寸前でとらえ、先頭でゴール板を駆け抜けた。首差の2着には9番人気クロコスミア、さらに3馬身差の3着には1番人気モズカッチャンが入った。勝ちタイムは2分13秒1(良)。

 勝ったリスグラシューは父ハーツクライ、母リリサイドという血統。これまで阪神JF、桜花賞、秋華賞、ヴィクトリアマイルとG1での2着が4度あった。8度目のG1挑戦で惜敗にピリオドを打ち、悲願の初制覇を果たした。通算戦績は16戦4勝。

 鞍上のモレイラは“雷神”“マジックマン”の異名を持つ世界的名手。日本でのG1制覇は初めてとなった。管理する矢作師は中央G1通算5勝目で今年2勝目。

 3歳馬2頭、4歳馬4頭、5歳馬7頭、6歳馬3頭、8歳馬1頭の5世代17頭が激突。牝馬3冠を達成したアーモンドアイが不出走のため、混迷を極めた牝馬の頂上決戦でリスグラシューが初のG1タイトルを手にした。

続きを表示

2018年11月11日のニュース