【万哲の乱 特別編】10日京都11R 良血ドナウデルタに単勝の魅力

[ 2018年11月10日 08:00 ]

 京都11R・デイリー杯2歳S。新馬、中京2歳Sを無傷2連勝中のアドマイヤマーズに人気が集まるのは当然。2歳馬離れした安定したレース運びも光る。

 ただ、既に黒星(新馬戦2着)は喫しているが、◎ドナウデルタが大化けする可能性を感じている。前走・2歳未勝利戦(1着)は出負けして後方に置かれ、向正面は外ではなく、エンジンの違いで馬群に突っ込んでスイスイ進出。道中で1回しっかり制御を利かせて、直線で再点火。スタートに確かに大きな課題はあるが、それを除けば、内容は濃かった。重馬場だったので見た目の時計は速くないが、良馬場なら楽に「3F33秒台」を計時できそうな強じんなバネの持ち主。ヴィクトリアマイル2着などG1戦線で活躍した母ドナウブルー(重賞2勝)も現役時は416〜444キロ台と体は大きくなかったが、子供もよく似たサイズ。スタート直後の加速に甘さを残す現状では、1F延長のマイルの方が競馬はしやすい。想定2〜3番人気なら、単勝の魅力あり。

 《もうひと押し》福島3R・2歳未勝利戦は◎ベルポート。直線1000メートル戦の前走5着。大竹師は「直線競馬を使ったことで、普段の調教から緩急がつくようになってきた。動き自体も良くなっている」と好感触だった。

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2018年11月10日のニュース