【梅ちゃん先生特別編】10日東京12R バーグで締めくくる

[ 2018年11月10日 08:00 ]

 藤沢和厩舎の追い切りが従来のWコースからポリトラックコースに舞台を替え始めた。同師に理由を聞くと、こんな答えが返ってきた。「いまどきウッドチップで馬に負荷を掛けるなんて言ってるのは日本ぐらいだ。下駄を履かせた姿三四郎みたいな稽古をしなくても、今の時代のサラブレッドは走る。欧米ではとっくにポリトラックにシフトしている」。レイデオロが天皇賞・秋の1週前追い切りで深いウッドチップに脚をとられてバランスを崩した。幸い大事には至らなかったが、このアクシデントが追い切りの主舞台を替える契機になった。70歳定年まで残り3年と迫った大調教師(本人いわく「意地悪じいさん」)の新たな試み。藤沢和師の調教法は数年後に全てトレセンのスタンダートになっているだけに、ポリトラック調教の成果に注目だ。

 東京12Rのシンボリバーグもポリトラックで1週前追い切りと日曜追いを行った。過去2度とも結果の悪かったダート戦(昨秋の東京で5、10着)に3度目の出走。スタートが安定した今なら克服できると踏んでの挑戦だ。

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2018年11月10日のニュース