【エ女王杯】クロコスミア 叩いて良化!昨年2着の雪辱へ気合

[ 2018年11月7日 05:30 ]

 【G1ドキュメント・栗東=6日】クロコスミアは昨年のエリザベス女王杯で2着。早め先頭で抜け出したがゴール寸前でモズカッチャンにかわされ、G1初制覇はかなわなかった。そのレースを今でも鮮明に覚えている田村は、西浦師に当時の心境を聞いた。

 「あれから1年か…。ホントに惜しかった。逃げた馬に絡まれたりして、自分のリズムで運べなかったけど、強い競馬をしてくれた」と振り返った。悔しさが残る一方、クロコスミアの強さは再認識できた一戦。「昨夏ぐらいから一気に成長した。430キロほどしかないけど数字以上に大きく見せている。今年に入ってからも全く衰えは感じない。一度使って状態はさらに良くなっているし、予定通りの調整ができています」とキッパリ。雪辱に向けて気合満々だ。

 西浦師は騎手時代にアグネステスコで81年エリザベス女王杯を制している。「いい騎乗ができた。5番手に付けていて勝負どころで大崎さんが外から上がってきた。そこで動かずグッと我慢できたことが直線の伸びにつながった。同じタイミングで仕掛けていたら、また結果は違ったと思う」と懐かしく振り返った。調教師としては08年カワカミプリンセスの2着もある。栄光にあと一歩。「2回、取り損ねている。勝てば騎手、調教師と両方で勝ったことになる。何とか頑張ってほしいね」とエールを送った。

 最後に田村は昨年、クロコスミアの単勝を握りしめていたこと、そして今年も買いますよ!と伝えた。師は「ありがとう」と満面の笑み。レース後、2人で喜びを分かち合いたい。

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2018年11月7日のニュース