【豊橋・開設記念】浅井 24度目G3優勝!競輪祭へ弾み

[ 2018年10月31日 05:30 ]

24度目のG3優勝を果たしトロフィーを手にする浅井
Photo By 共同

 豊橋記念決勝は30日行われ、浅井康太(34=三重・90期)が9月富山以来今年3回目、通算24回目のG3優勝を飾った。

 レースは浅井―金子貴―高橋―吉田―山崎―古性―稲垣―渡辺―金子幸で周回。残り3周で古性―稲垣が上昇し単騎の山崎と金子幸が続く。赤板で金子幸が抑え浅井―金子貴が続いたが、7番手の高橋―吉田が最終ホームで叩き先行態勢。最後方の渡辺は不発。飛び付いた古性が3番手を確保したが浅井がバック6番手からまくり1着でゴールした。大会連覇を狙った金子貴が2着に。

 これぞGP2Vの脚力と対応力だ。スパートしたのは遅めの最終2コーナーすぎだったが、そこからの加速が違った。あれよあれよと前団をのみ込み、金子貴の差しも許さずV。浅井は「もし自分が浮いても金子(貴志)さんのコースだけはつくろうと強引に仕掛けた。練習が充実しているので、その成果を出せた」と興奮冷めやらぬ表情だった。

 G1競輪祭(11月20〜25日、小倉)へ弾みをつけた。11年オールスター競輪(岐阜)以来G1タイトルから遠ざかっているが「競輪祭、グランプリに向けて順調に来てると思うけど、脇本(雄太)や新田(祐大)を思えば、もう1、2段階強くならないと」。GP連覇という偉業に向け、さらなる強さを貪欲に欲した。

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2018年10月31日のニュース