【天皇賞・秋】アクションスター佐々木厩務員、父子3代戴冠へ

[ 2018年10月26日 05:30 ]

アクションスターを手入れする佐々木厩務員(撮影・村上 大輔)
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 アクションスターを担当する佐々木力(ちから)厩務員(43)は天皇賞・秋に特別な思いを巡らせる。母方の祖父・千葉里見さんは86年の天皇賞・秋を制したサクラユタカオーを手掛けた腕利き厩務員。実父・義男さんも担当馬サクラチトセオーで95年の同レースを勝った。今年は“3世代”での秋の盾獲り挑戦になる。「おじいちゃん(サクラユタカオー)のときは人気(2番人気)にもなっていたから。今年は頭数が少なく、出走できるだけでもありがたい」と力厩務員。最年長8歳の同馬は4年間未勝利。格下の立場となるだけに控えめに話した。

 今年新規開業した和田勇厩舎にとって初のG1出走馬。「調教師も含めてみんな必死に頑張っている。どんなレースも勝ちたい」。スタッフ全員の思いも背負い、音無厩舎から転厩2戦目となる愛馬を仕上げた。「競馬の前から負けることを考えたらダメ。胸を張っていく。しまいは切れる馬。スローで直線ヨーイドンなら差がない勝負ができる」と期待を込めた。長い歴史と伝統を誇る天皇賞・秋。伏兵馬の激走で、また一つ名ドラマが生まれるか。

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2018年10月26日のニュース