【天皇賞・秋】キセキ90点 健康美 宝塚記念から変身

[ 2018年10月23日 05:30 ]

キセキは宝塚記念時に比べて全体に筋肉が付き、脚元もすっきりした
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 キセキを山に例えるなら、ペルーのヴィニクンカ山。山肌が虹のように七色に染まることから“奇跡のレインボーマウンテン”と呼ばれています。標高が5100メートルもありながら富士山(標高3776メートル)よりも高いと感じさせないのは乗馬で登頂できるほど緩やかな斜面が続くからでしょう。キセキも500キロ前後の馬体重ほど大きく見せない。バランスが整っているからです。

 奇跡のレインボーマウンテンの山容は短期間では変わりませんが、キセキの馬は4カ月で変身します。宝塚記念時に比べて全体に筋肉が付いてきた。脚元もすっきりしました。宝塚では両前肢と右後肢にバンデージを巻いていましたが、今回は全て外しています。四肢のいずれの腱もしっかり浮き、健康美をアピールしてくれました。

 ただしトモはヴィニクンカ山の斜面のように緩い。この緩さだけは3歳時とさほど変わらないように映ります。こういう緩いトモの場合、せかしては駄目。ハミを掛けて自分のフォームになるまで待たなければならない。リズムを崩さずにヴィニクンカ山を登頂する乗馬のように…。東京2000メートルの舞台でそんな乗り方ができれば七色に輝くゴールが待っているかもしれません。

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