【久留米・熊本記念】中川 2度目地元記念V!8番手からまくり

[ 2018年10月22日 05:30 ]

地元記念を制した中川は賞金ボードを手に笑顔
Photo By 共同

 中川誠一郎(85期)が8月の松戸記念以来、通算7回目のG3優勝を飾った。

 レースは新山―佐藤―和田―横山―平原―芦沢―神山―中川―小倉で周回。赤板過ぎの2角から横山が後方の中川の動きを警戒しながら仕掛けると新山が突っ張る。横山も踏み込むが新山が合わせて先行態勢に入る。横山は浮くが平原が4番手に迎え入れる。

 初手の隊列に戻り、横山は最終周の2角4番手から再度巻き返すが新山が踏み込んで横山は不発。平原は横山不発とみるや、態勢を立て直して最終3角過ぎに自らまくり上げる。平原―芦沢でまくり切り直線勝負に入るが、最終バック8番手からまくった中川が平原―芦沢の外に持ち出して上がりタイム10秒8の高速ラップで平原をゴール直前で捉えて優勝した。

 中川は「誰も(スタートを)出ないと思っていたら1番車なのに後方になってしまった。地元記念(の優勝)は最高です。4日間応援してくれた皆さまのおかげです。(熊本競輪場が)復活するまで頑張ります」と2度目の地元記念(16年=in久留米)優勝の喜びを語った。

 この優勝で今年の賞金獲得順位も13位に浮上。「(今年最後のビッグの)競輪祭(11月20〜25日、小倉)も頑張ります」と終盤戦に向けて弾みをつけた地元記念の優勝だった。

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2018年10月22日のニュース