【菊花賞】エタリオウ 6度目の2着「勝ち馬とは脚が違った」

[ 2018年10月22日 05:30 ]

<菊花賞>2着に終わったエタリオウ(撮影・岩崎 哲也)
Photo By スポニチ

 2番人気エタリオウは道中でポジションを上げて4角で6番手の外。残り300メートルで先頭に立ち、押し切るかと思われたが追い比べの末に6度目の2着。「最強の1勝馬」という複雑な称号を払拭(ふっしょく)できなかった。それでもM・デムーロはルメールと抱き合い、勝者を称えた。

 デムーロは「仕方ないね」と悔しさをにじませながら「凄くいいレースだった。最後は勝ち馬と少し脚が違った」と決め手の差をポイントに挙げた。それでもダービー(4着)、神戸新聞杯(2着)とはひと味違う競馬。史上初の1勝馬菊制覇は夢と消えたが、さすがの立ち回りだった。

 友道師は12年スカイディグニティに続く菊銀メダル。過去8回で計12頭を送り込んだがタイトルは遠い。「先頭に立ってから目標がなくなってフワッとしたのかも。想定したより流れも遅くなったから」と振り返った。この後はいったん放牧に出る。

続きを表示

2018年10月22日のニュース