【住之江・G1高松宮記念】浜野谷“王道V”!GP出場へ大前進

[ 2018年10月19日 05:30 ]

トロフィーを掲げる浜野谷
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 ボートレース住之江「第46回高松宮記念特別競走」(G1)優勝戦が18日、第12Rで行われ、浜野谷憲吾(44=東京)が1番人気に応えるイン逃げに成功。6月まるがめ周年に続く今年2度目、住之江では初となる通算21度目のG1優勝を飾った。優勝賞金800万円を加算した今年の獲得賞金は5500万円を超え賞金ランクは9位へ浮上。暮れのグランプリ出場へ大きく前進した。

 優勝戦はスタート展示通りの枠なり3対3の進入スタイル。浜野谷はスリットで少し後手に回ったが、伸び返して豪快に先制ターン。早々とケリをつけた。3コースから攻めた徳増の内懐へ鋭い全速差しを決めた吉川が上條、追い込んできた寺田を振り切って2着。上條に競り勝った寺田が3着に入った。

 浜野谷は近況の好リズムそのままに2連対率9位の24号機を手の内に入れてパワーを引き出し、予選トップ通過からの“王道V”という最高の結果を出した。ただ、優勝戦にはプレッシャーがあったようだ。

 「久々に体が動かなかった。スタートも“またやっちゃった…”と思ったけど、伸びられる感じがなかったので冷静に回れた。ちょっと成長したのかな」

 仕上げたエンジンに助けられた格好になった。その仕上げについても「ドリームで逆(の調整)を行ってると思ったので、そこから逆の方向で調整したら正解が出ました」と笑顔。

 これで賞金ランクも上昇し「頑張って良かった。12月にこの場に戻って来た時もいいレースを見せたいです」と、最後まで残った大勢のファンに“憲吾スマイル”を振りまいていた。

 【次走】浜野谷憲吾の次走は23日からのびわこ男女ダブル優勝戦。市川哲也、市橋卓士、山崎郡らと優勝を争う。上條暢嵩は29日からの福岡ルーキーシリーズ。上野真之介、長谷川雅和、古田祐貴らが相手。徳増秀樹、菊地孝平、吉川元浩、寺田祥は23日からの蒲郡SGボートレースダービー。松井繁、瓜生正義、白井英治、石野貴之、毒島誠、峰竜太、桐生順平ら強豪が出場する。

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2018年10月19日のニュース