【凱旋門賞】スタディオブマン、今度こそディープの悲願

[ 2018年10月6日 05:30 ]

仏ダービーのジョッケクルブ賞を制したスタディオブマン
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 父の悔しさはアイルランド生まれのサムライが晴らす。フランスG1「第97回凱旋門賞」(7日、パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)に、ディープインパクト産駒のスタディオブマン(牡3=バリー)が出走。ディープとその産駒をはねのけてきた厚い壁に、今年の仏ダービー馬が挑む。

 スタディオブマンを管理するパスカル・バリー師は温和な表情でディープインパクト産駒について語りだした。「私の大好きな馬。素晴らしい種牡馬で、仏ダービー馬を出すなんて凄いと思う。調教しているとその良さを実感する」と語った。今週も厩舎にディープインパクト産駒が入厩した。日本で種付料4000万円を誇るスーパー種牡馬には、世界からも熱い視線が注がれている。

 当歳のころから雰囲気はあった。「この馬を厩舎に迎えた時、すぐに他の馬とは違って目についた。大変美しい馬。“表情が豊か”でした」と師は独特の表現を使った。今年の仏ダービーVで日本の競馬ファンにも一気に名前が知れ渡った。父ディープは06年凱旋門賞で3位入線後に失格。産駒もこれまで5頭が父の雪辱に挑んだが、果たせなかった。鞍上のパスキエも「日本馬はまだこのレースを勝っていないけど、日本のファンにとってもディープの子で勝てればいいね」と期待を感じ取っている。

 前走の愛チャンピオンSは5着。「レースはだんご状態で、前にいた馬が一気に加速して置かれ気味になった。それでも反応は良かった」と振り返った。状態は確実に上向き。師も「距離は心配していません。パスキエも日曜日に2400メートルを走るのが待ち遠しいよう。レースでは集中できるよう、ブリンカーを装着する予定です」と巻き返しへの手応えをにじませた。

 今年はディープインパクト産駒が日本、英国、フランスでクラシックを制した。いわば産駒にとってエポックメーキングの年。その栄光の道のりに“凱旋門賞制覇”というひときわ大きな勲章を刻み込む。

 【06年凱旋門賞VTR】第2次大戦後では最少頭数となる8頭立て。内めの2番枠から好スタートを決めたディープインパクトは、外から主張したアイリッシュウェルズを行かせて2番手を追走。向正面終わりの坂の頂上で、いったん3番手に下げた。フォルスストレートを過ぎ、最終コーナーで発進。直線残り300メートルで前を行くアイリッシュ、シロッコを捉え先頭に立ったが、外からレイルリンクが襲いかかる。2頭の叩き合いが続き、一度はディープが内から伸び返したが、残り50メートルでレイルリンクが前へ。最後はプライドにもかわされ3位入線。後に禁止薬物使用が発覚し、失格処分が下された。

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