【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】6日東京5R 大物感漂うブーザーが初陣から器の違いを見せつける

[ 2018年10月6日 08:00 ]

 先週のスプリンターズSは◎指名したファインニードルが鮮やかに差し切ったものの、2着ラブカンプーと3着ラインスピリットが無印で予想は外れ(ちなみに4着ダイメイプリンセスも無印…)。結果的に内枠の先行勢に有利な馬場状態&展開だっただけに、外を回って差し切った勝ち馬のパフォーマンスは称賛に値する。これでJRA賞最優秀短距離馬のタイトルは当確。今後は芝短距離王の座をどこまで維持できるか、その動向に注目したい。

 3日間開催となった東京開幕週。初日の勝負どころは5R新馬戦の◎ブーザーだ。正直に言うと、かなり前から気になっていたマンハッタンカフェ産駒。その理由は馬名で、JRAホームページによると由来は「大酒飲み」。競馬サークルでも屈指の酒飲みを自負している自分としては、心から応援したくなるネーミングだ。もちろん◎指名は馬名だけが理由ではなく、馬体も稽古の動きも一級品。今週の最終追いは4戦3勝の僚馬ヘリファルテ(4歳1000万)を追走し、明らかに上回る手応えで楽に併入。どちらが古馬か間違えてしまうほど迫力満点の動きだった。大柄でも体の使い方が非常に柔らかく、ほれぼれするようなフットワーク。この馬名ゆえの“ひいき目”ではなく、相当な逸材とみた。

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2018年10月6日のニュース