【凱旋門賞】クリンチャー、快晴のシャンティイで調整順調

[ 2018年10月2日 05:30 ]

クリンチャーと宮本師
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 台風で日本が混乱したのとは裏腹、シャンティイは快晴の朝を迎えた。小鳥のさえずりさえ気持ち良く感じる。そんな環境の中、クリンチャーは順調に調整をこなしている。宮本師は先週月曜にフランスへやって来た。オーナーの「悔いのないように仕上げてこい」という言葉に、早めに現地へ入った。

 前走のフォワ賞は勝ち馬ヴァルトガイストから8馬身差の6着。トレーナーは「最下位にはガッカリしたけど、メンバーも凄かったですからね。それでも、大きな差は開かなかったし悲観はしていません」と前を向いた。

 休み明けで本番と同じパリロンシャンを走って、上積みに注目が集まる。“負荷をかける”ことが本番へのテーマ。「並足もちょっとずつ時間をかけてやってきた。ピークを凱旋門賞に持っていきたい」と話す。前走は周りから少し太いのではないかという指摘もあったという。それを踏まえ「2400メートルを使って、おなかもクッと上がっている。体はスキッとしたと思いますね」。見た目にも上昇を感じていた。

 最終追いは3日に担当の長谷川助手が騎乗、エーグル調教場のダートコースを使い、単走で追い切ることが決まった。「こっちでやってきた調整の延長という点でダートにしました。芝よりも負荷もかかりますし、しっかりとやります」。大一番へのカウントダウンが始まった。晴れ舞台へ向けて着々とギアを上げている。

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2018年10月2日のニュース