武豊ＪＲＡ通算４０００勝　来年５０歳も「もっと成長したい」

史上初のＪＲＡ通算４千勝を達成し、指で「４」を示す武豊騎手
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　日本が誇るレジェンドジョッキー武豊（４９）が２９日、阪神競馬１０Ｒで４番人気・メイショウカズヒメ（牝４＝南井）に騎乗し勝利。この日３勝目を挙げ、前人未到の大記録ＪＲＡ通算４０００勝を達成した。１９８７年３月１日にデビューして以来、２万１２３５回目の騎乗だった。

　大記録へあと３勝として迎えたこの日。３Ｒでエイティーンガール（牝２＝飯田）で勝利。５Ｒの新馬戦では親交の深いタレントの木梨憲武の命名馬・ゴータイミング（牡２＝松永幹）で勝利。そして１０Ｒをメイショウカズヒメで快勝し、一気に決めた。

　武豊は「こうやって区切りを迎えられてうれしい。きょう達成できてホッとしています」と安どの表情。「長年支えられて、多くの人、馬に恵まれてここまで来れて大変うれしいです。デビューした阪神競馬場で達成できたのもうれしい」と大記録を喜んだ。

　メイショウサムソンなど数々の名馬とコンビを組んだ“メイショウ”の勝負服での達成には「（記録まで）あと１つとなって（７Ｒの）メイショウラケーテで達成かと思ったんですが、ここでした。意外でした」と笑わせ、「父の代からお世話になっている。一段とうれしく思います」と満面の笑みを見せた。

　「１つ１つの積み重ねなので、それぞれ思い出はありますけど、これで終わりではない。騎手としてもっともっと成長していきたい」と決意を新たにし、今後の目標を問われると「次のレースを勝ちたい」と語って拍手を浴びていた。