ホッカイドウ競馬、20日ぶりに希望の蹄音 電力考慮し昼開催

[ 2018年9月26日 05:30 ]

競馬場開門時、「がんばろう!胆振・日高 がんばろう!北海道」の幕を掲げて入場客を迎え入れるホッカイドウ競馬所属の騎手たち
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 馬産地に蹄音が戻ってきた。6日に起こった北海道胆振東部地震の影響で6日以降、計7日間の開催が中止となっていたホッカイドウ競馬(門別)が25日、20日ぶりに開催された。

 電力事情を考慮して昼開催。1R前には入場門で騎手たちが「がんばろう!胆振・日高 がんばろう!北海道」の横断幕を持って入場客を出迎えた。1Rの最後の直線では拍手と歓声が自然と起こった。「日中の開催なので来場人数は少なめでしたが、久しぶりの競馬を楽しんでいただけたのではないか」と広報担当者。地震によって地元の人々は傷つき、昼間開催も相まって入場(324人)、売り上げ(1億8999万7200円)ともナイター開催の半分程度だったが、開催できたことに意義がある。10月2日には待望のナイターに戻る。

 地震によってスタンドのガラス、機材などに一部破損があったが、走路への影響はなし。約56時間に及ぶ停電や、10日間の断水も関係者による懸命の地下水くみ上げなどで乗り切った。被災地にまた1つ、希望が生まれた。

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