英国勢有力の凱旋門賞 連覇狙うエネイブル主役 11カ月ぶり実戦で楽々V

[ 2018年9月17日 05:30 ]

 今年の凱旋門賞は英国勢が有力。中でも主役を務めるのが連覇を狙うエネイブルだ。膝の故障で今年上半期を全休。一時は出走自体が危ぶまれたが、今月8日の英G3セプテンバーSで戦列復帰。昨年の凱旋門賞以来、11カ月ぶりの実戦だったが、ブランクを感じさせない走りで楽々と逃げ切った。この結果を受け、欧州各ブックメーカーは1番人気2〜2.25倍(16日現在)へとオッズを上方修正。完勝だった昨年の再現へ機運が高まっている。

 エネイブルと同じゴスデン厩舎からはクラックスマンも出走予定。昨年の英チャンピオンSでG1初制覇を飾ると、今年もガネー賞、コロネーションCと制してG1・3連勝。前走プリンスオブウェールズSで2着に敗れ、昨夏からの連勝は5でストップしたが、安定感は抜群だ。

 この2頭に割って入ろうというのが3歳牝馬シーオブクラス。今年の愛オークス馬。古馬と初対戦だった前走ヨークシャーオークスもあっさり突破し現在4連勝中。エネイブルが復帰Vを飾るまで、ブックメーカーはこの馬を1番人気に支持していた。

 スタウト厩舎が送り込むポエッツワードもV候補。今年は英国上半期の主要G1であるプリンスオブウェールズS、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを連勝。5戦して【3・2・0・0】と崩れていない。15日の英クラシック最終戦・セントレジャーはアイルランドのキューガーデンズがV。名門Aオブライエン厩舎の隠し玉。出走に踏み切れば面白い存在だ。

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2018年9月17日のニュース