【野路菊S】ヴェロックス、ここからダービー馬の道へ

[ 2018年9月13日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=12日】予習よりも復習。学業は一夜漬けで乗り切ってきた勉強嫌いの細原だが“馬券の復習”だけは欠かさない。「あまり結果は残せなかったけど、素晴らしい馬との出合いがありました」。自身の夏を総括した浜中の言葉が頭から離れなかった。

 野路菊S(土曜阪神9R)は、昨年覇者ワグネリアンが今年のダービーを制したことで注目度が高まっている。浜中が期待を込めるのがヴェロックス。小倉の新馬戦(芝1800メートル)は馬なりで流して8馬身差V。2歳戦特有のスローペースで勝ち時計こそ平凡だが、ラスト2Fは11秒3→11秒3の超抜時計をマークした。「手応えが違った。強い勝ち方だったし、クラシックを意識できる存在です」。幾多の名馬の背を知る鞍上は、来年の夢舞台へのイメージを膨らませていた。

 この日の最終追いはCWコースで6F84秒4〜1F11秒8と抜群の反応。「初戦は余裕残しの調整で動きは良くなっている。追ってからのスピードが違うので、広い阪神コースはプラスですね」と猿橋助手。今年もダービー馬がこのレースから誕生するか注目だ。

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2018年9月13日のニュース