【ローズS】ブレス、柔らか仕上げ13秒2 阪神で鬼脚魅せる

[ 2018年9月13日 05:30 ]

<ローズS・追い切り>単走で追い切るトーセンブレス(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 美浦ではトーセンブレスも好調をアピール。共に結果を出して春の2冠馬アーモンドアイへ挑戦状を叩きつける。

 関東期待のトーセンブレスの最終追いは柔らか仕上げ。Wコースで4F53秒1〜1F13秒2(馬なり)と軽快に流した。主戦・柴田善を背に併せ馬で豪快にパートナーをちぎった1週前追い(5日)とは一転し、強弱をつけたソフトな仕上げだ。加藤征師は「先週重い馬場でしっかり負荷もかかっているので、その時点でほぼできている。今日は穏やかにやりました」と納得顔で切りだした。

 昨秋中山の新馬戦V後はG1戦線を歩み、阪神JF(4着)や桜花賞(4着)でも奮闘。オークスを左前脚挫石で取り消した後は放牧を挟み、8月は涼しい函館競馬場で入念に乗り込んだ。中山開幕週の紫苑S(秋華賞TR)ではなく、あえてアウェーのローズSを選んだのは自慢の末脚を考慮してのこと。同師は「開幕週の中山では、後ろから行くこの馬が届かないのは目に見えている。実際、紫苑Sは前が残るレースになったしね。直線の長い阪神外回りは桜花賞も上手に走っている。今後のことは走った後に考えたい」と、ここへ全力投球を誓った。桜花賞1〜3着のアーモンドアイ、ラッキーライラック、リリーノーブルがそろって不在。“桜最先着”の鬼脚がさく裂すれば、念願の重賞初Vは目前だ。

続きを表示

2018年9月13日のニュース