【岐阜・開設記念】桑原 G3初優勝!後輩松浦に感謝「実感が…」

[ 2018年9月10日 05:30 ]

岐阜記念を制し、カップを掲げる桑原
Photo By 共同

 桑原大志(42=山口・80期)が念願のG3初優勝を飾った。

 レースは和田―山賀―山崎―大槻―竹内―坂口―松浦―桑原―金子で周回。残り2周半で松浦―桑原―金子が5番手まで上昇し、竹内―坂口は8番手に下げ赤板を通過した。

 竹内ラインをけん制しながら松浦―桑原が打鐘で先行態勢。竹内―坂口がホームですかさず巻き返したが、松浦が坂口をさばき松浦―桑原で竹内の単騎逃げを追う流れへ。和田は5番手。山賀は離れ、6番手は山崎―大槻。地元で記念初制覇を狙った竹内は直線で力尽き、松浦の番手から伸びた桑原が1着でゴール。5番手の和田のまくりは不発。残り半周6番手からまくった山崎は1/2輪差及ばず2着だった。

 桑原は「実感が湧いてこない…」とポツリ。「(松浦が)自信があるみたいだったので彼の感性に任せた。(G3初優勝で)思い出ができた」とレースを引っ張った後輩に最敬礼した。

 昨年獲得賞金ランキング9位でグランプリ初出場。今年はS班として追われる立場になったが、なかなか結果を残せず「苦しくて、苦しくて…。(赤いレーサー)パンツの色と合っていない脚力なので…」。だが、今回は唯一のS班の重責を果たし、今後の巻き返しは必至だろう。「こんなSSだけど一戦一戦、一生懸命頑張ります!」。桑原の次走はG2共同通信社杯(14〜17日、高知)の予定。

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2018年9月10日のニュース