【いわき平・アルテミス賞】長沢まくった!リベンジVに笑顔

[ 2018年8月17日 05:30 ]

アルテミス賞Vの長沢(右から2人目)
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 福島・いわき平競輪場で開催中のG1「第61回オールスター競輪」(優勝賞金4400万円)は16日、2日目を開催。オリオン賞は新山響平の逃げに乗った諸橋愛が差して先勝。またアルテミス賞は長沢彩(30=愛知)がまくって優勝した。3日目は平原―武田―諸橋―神山の4車で結束する関東勢が中心になる第11R「シャイニングスター賞」をメインに新田祐大、脇本雄太らが巻き返しを図る二次予選が行われる。

 昨年の悔しさを最高の形で晴らした長沢はいつも以上の笑顔でファンの声援に応えた。最終バックで7番手に置かれたが、思い切り良く踏み込むとグングン加速していく。先行した尾崎、続いた鈴木、小林らをあっという間にかわし先頭でゴールを駆け抜けた。

 昨年は5月に京王閣で行われたガールズコレクションで初V。自信満々にいわき平へと乗り込んできた。だが「狙う気持ちが強過ぎて」気合が空回りして後方のまま5着。今年こその思いは誰よりも強かった。「風が強くて少しでも前にいないと不利だとは思っていたけど、最終ホームで周りが一斉に動いた。その時に自分のタイミングで行けたのが良かった」

 昨年は賞金ランク3位で初めてガールズグランプリへの出場を果たした。結果は7着だったが大舞台の経験は大きな財産になっている。この勝利で獲得賞金は794万円となり賞金ランク7位に浮上。「自力を出して勝てたのは自信になる」。2年連続グランプリ出場へ、さらに加速していく。次走は小倉(25〜27日)。

 ◆長沢 彩(ながさわ・あや)1988年(昭63)6月11日生まれ、岐阜県出身の30歳。競輪学校106期で在校成績は4位。14年にプロデビュー。通算372戦163勝。主な優勝は17年ガールズコレクション京王閣ステージ、18年いわき平アルテミス賞。1メートル65、62キロ。血液型A。

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2018年8月17日のニュース