【北九州記念】夏こそ“省エネ”7歳ナインテイルズが高配の使者?

[ 2018年8月17日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=16日】馬の世界でも“省エネ”は重要だ。北九州記念で番狂わせを狙うナインテイルズは、キャリア51戦の7歳牡馬。ベテランの長持ちの秘けつを、こちらも42年目を迎えた中村師がウイットに富んだ内容で明かす。「この馬はね、日本一おとなしいんじゃないかというぐらい、おとなしいんです。だから長く走れているのかな。オープンまで上がりながら、50戦もする馬はなかなかいないからね」

 確かに50戦以上している馬はスノードラゴン、メイショウスミトモなど数えるほどしかいなかった。「血統や体形から見て、デビュー当初は中距離向きと思っていたし、2400メートルを使ったことも…。それが距離を縮めるごとにレースぶりが良くなってきて、気付けば短距離馬でした。完全に見誤りましたね」

 回り道して見つけた適条件。トレーナーは苦笑いを浮かべつつ、「今まで夏は弱いイメージだったけど、今年はいいね。意外に夏馬なのかも」と出来の良さをアピールする。夏こそ省エネ。元気な古豪が高配当の使者になるかもしれない。

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2018年8月17日のニュース