斉藤努が引退…先行力で売り出し 25年間S級で活躍

[ 2018年8月11日 05:30 ]

引退を決めた斉藤努
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 94年の競輪祭新人王に輝き、25年間S級で活躍した斉藤努(46=東京、旧姓横田)が10日、引退を決めた。

 斉藤は92年4月にデビュー。93年2月にS級特進を決めると強力な先行力を武器に活躍。同期の稲村成浩、沢田義和らと「ハイタワーズ」と呼ばれ注目された。94年寛仁親王牌決勝は吉岡の前で先行して吉岡のG1優勝に貢献。そして94年の競輪祭で新人王に輝いた。00年8月にはふるさとダービー福井を優勝。“G1に最も近い男”と期待されたがG1には届かなかった。

 04年9月に熊本から東京に移籍。25年5カ月にわたりS級に在籍したが7月からA級降級。「腰痛もあり体力の限界を感じていた。また選手生活をやり切った気持ちもあった」と6〜8日の立川(<4>(3)<9>)を最後に選手生活に幕を下ろす。

 ◆斉藤 努(さいとう・つとむ)1972年(昭47)4月13日生まれ、熊本県出身の46歳。鎮西高卒。92年4月デビュー。通算成績は2198戦334勝。通算取得賞金は7億5329万円。

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2018年8月11日のニュース