菜七子 JRA女性騎手最長距離V、新潟6R 2200逃げ切る

[ 2018年8月5日 05:30 ]

新潟6Rをウインスラーヴァで勝った藤田(撮影・小田 哲也)
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 女性騎手のJRAレース「最長距離」勝利だ。藤田菜七子(20)が4日、新潟6R(3歳未勝利、芝2200メートル)で8番人気の伏兵ウインスラーヴァに初騎乗し、鮮やかな逃げ切り勝ち。今年のJRA12勝目で通算32勝とし、増沢(旧姓・牧原)由貴子が持つ女性騎手のJRA最多勝利更新まであと3勝に迫った。今月9日に21歳の誕生日を迎える菜七子。“前祝い”の1勝ともなった。 レース結果

 自身初となる2200メートルでの勝利。騎手の腕、戦法も問われる距離で挙げたVに、菜七子の喜びもひとしおだった。

 「前めの位置が取りたいと思っていて、ハナまで行くことができた。(ウインスラーヴァの)今までのレースを見ていたらズブい(=エンジンの掛かりが遅い)タイプの馬なのかなと思っていたけど、今回からメンコを外したことで、力みがある中でも気持ちが乗ってスッと行ってくれた。最後までよく頑張ってくれました」

 ウインスラーヴァとは初コンビ。メンコを外す馬具の工夫に加え、本来は差し脚質である同馬のスタイルを180度転換。6枠11番から好スタートを決め、スタンド前でハナを奪う。4コーナー手前で後続を引きつけ、直線を向くとギアをさらに一段階上げ、2着に2馬身半差をつける“圧逃”劇だった。

 9日の21歳の誕生日に向け、自身で“前祝い”となる白星を挙げた菜七子。JRA唯一の現役女性騎手として“男社会”で奮闘するが、ターフを離れれば、ごく普通の女の子。人気アイドルグループの坂道シリーズに詳しく「まいやん(白石麻衣=乃木坂46)、なぁちゃん(西野七瀬=同)は奇麗で可愛い。一番好きなのは長濱ねるちゃん(欅坂46)」とメンバーの名前がポンポン飛び出す。中でも乃木坂46でファッションモデルも務める衛藤美彩(25)に憧れを抱き「あんな女性になりたい」。落ち着いた大人の雰囲気を醸し出し、ファンから「みさ先輩」の愛称で呼ばれる衛藤をリスペクトする。

 JRAの平地レースで、これまで女性騎手が勝利した最長距離は増沢由貴子の2200メートル。あと2勝でその増沢の女性騎手JRA最多勝利に並ぶ菜七子が、その前にまずは距離で肩を並べた。日曜日も新潟で3鞍の騎乗が予定されており、5日にも一気に記録達成となる可能性がある。

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