【尼崎センプルC】吉川 地元周年記念初V!5コースからのまくり差し快勝

[ 2018年7月30日 05:30 ]

優勝カップを手にプレゼンターの重盛さと美(右)と笑顔を見せる吉川
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 ボートレース尼崎の開設66周年記念「G1尼崎センプルカップ」は29日、第12Rで優勝戦が行われ、吉川元浩(45=兵庫)が5コースからまくり差し快勝。うれしい地元周年記念初優勝を飾った。G1Vは通算18度目。2着に菊地、3着には上野が入線した。

 台風が通過し不安定な気象条件。優勝戦の時間帯は、やや強めの追い風。吉川は勝手知ったる水面とあって本番も5コースからコンマ07の鋭発を決める。「ドンピシャ。全速です。いいスタート」と胸を張った。

 4カドから抜群の伸びを誇る上野がコンマ03から絞っていくが、攻め切れずイン菊地の内へ差し。吉川は空いた1マークに角度良く切れ込んだ。「勝つにはあの展開しかなかった。飯をおごります。体が勝手に動いて舟も付いてきてくれました」と地元ファンの声援を浴びながらゴールへとひた走った。6月の福岡周年でも同じような展開でのV。「いい4番が隣にいてくれる。夢を見ているのかと思った」と振り返った。

 相棒の5号機とはGW開催でもコンビを組み優勝。「最終日まで微調整だけ。ほんまなら得点トップで優勝戦に乗れる足」と万全の仕上がり。1号艇の2日目DRでは4カド菊地にまくられ5着に大敗したが、見事にリベンジも果たした。

 賞金ランクは6位に浮上。「凄くいい流れ。もう(GP制覇は)10年以上前の話。もう1回グランプリに行きたいし獲りたいと思います」。そう穏やかに話す笑顔の奥の眼光が鋭くなった。

 ◆次走 菊地孝平の次走は8月7日からの浜名湖一般戦。重野哲之、笠原亮、河合佑樹らと優勝を争う。池田浩二は同10日からのとこなめ一般戦。赤岩善生、柳沢一、平本真之らが相手。丸岡正典は同31日からのからつ一般戦。平尾崇典、鶴本崇文、松尾拓らが参戦。上野真之介は同4日からのからつ一般戦。三井所尊春、峰竜太、山田康二らが出場。吉川元浩は同9日からの尼崎一般戦。芝田浩治、藤岡俊介、和田兼輔らが相手。橋本久和は同9日からの桐生一般戦。江口晃生、山崎智也、毒島誠らとVを争う。

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2018年7月30日のニュース