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常石、元ジョッキーの誇りを胸にパラ目指す 同期の活躍に刺激

07年に騎手を引退した常石
Photo By スポニチ

 大好きな馬との再出発。通算82勝を挙げたJRA元騎手の常石勝義(40)は障がい者馬術で東京パラリンピック出場を目指している。2度の落馬事故で高次脳機能障害を患い、07年に現役引退。リハビリの一環で乗馬を始め、馬術競技にも取り組んだ。13年9月。20年東京五輪決定のニュースが耳に入り「俺が行くしかない」。競馬場で浴びた大歓声が脳裏によみがえった。自国開催のパラリンピック出場に向かい、ゲートが開かれた。

 速さを競い合う競馬と、華麗な人馬一体が求められる馬術はまるで違う。騎手時代は前傾姿勢で馬を走らせたが、今は背筋を伸ばして騎乗する。5年前から兵庫県明石乗馬協会で練習に励み、昨年からは静岡県桜井ステーブルにも足を運ぶ。どちらも週2で通い、腕を磨く。「競馬は速く走らせればいいが、乗馬は奇麗に歩かせないといけない。左半身にまひがあって馬に乗っても傾いていると言われるが、自分では分からない。競馬とは騎乗姿勢も違うし難しい」。2年後を見据えたパートナー馬を探すため、今年5月には馬術大国ドイツに渡った。五輪を目指すには費用もかかるが「自分のマンションを売るぐらいの覚悟」。強い決意は揺るがない。

 今年は競馬学校同期の福永祐一がダービー、和田竜二が宝塚記念を勝った。花の12期生の活躍に「いい刺激になった。負けてられへん」と常石。「(高次脳機能障害で)コースを記憶するのが大変で安定しない。自分の脳との闘いですね。強化選手の5人に入るまであと少し。可能性はあるしチャレンジしたい」。“第二の人生”も自身のそばには常に馬がいる。

 ▽東京五輪出場への道 16年リオデジャネイロ五輪の馬術では計10人の選手で臨んだ日本。20年東京五輪は自国開催のため団体出場枠が1つ与えられているが、出場選手数は3種目(馬場、障害、総合)とも現行の4人から3人に減らされた。代表に選ばれるには人馬とも国際連盟が定めた基準となる一定以上の戦績を収めなければならない。東京五輪では個々の人馬のパフォーマンスが個人成績としてカウントされ、各国チーム3人馬の成績を合計したものが団体成績となる。

[ 2018年7月25日 05:30 ]

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