ベテラン繁田が地元で新たな“勲章”つかむ

[ 2018年7月13日 05:30 ]

地方ジョッキーズCS第1ステージで2位につけた繁田(左)(※岩手県競馬組合提供)
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 【大いに気になる!】今秋、デビューから20年を迎える繁田健一騎手(37)が新たな“勲章”をつかむチャンスを迎えている。

 それが「2018地方ジョッキーズチャンピオンシップ」。6月3日に盛岡で行われた第1ステージを終えて2位につけ、逆転を狙える位置にいる。優勝者は騎乗料だけで1レース50万円という騎手にとって“おいしい”「2018ワールドオールスタージョッキーズ」(8月25、26日、札幌)の地方競馬代表候補騎手に選定されるのだ。

 「地方ジョッキーズ…」は初めての騎乗だが「うまい人ばかり乗っているので安心して乗れる」と第一印象を話す。勝負についても自然体で臨んでいる。「もちろん一生懸命レースをするが、馬を選べるわけではないので、運が大きく左右する。調教師の指示と僕のイメージがうまくかみ合えば」と気負いは全くない。

 その一方で闘志に火がつく材料がある。第2ステージはホームコースの浦和で行われるのだ。トリッキーなコースレイアウトで騎手の間でも乗り難しいと言われる。「乗り慣れているという利点は大きなアドバンテージだと思っている。チャンスなのは間違いない」。5日後(18日)に迫った大一番へ、地元の雄は腕をぶしている。(矢内 浩美)

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2018年7月13日のニュース