【函館記念】ナイト 余力たっぷり、条件バッチリ勝たないと!

[ 2018年7月12日 05:30 ]

巴賞快勝のナイトオブナイツが追い切りで存在感をアピールした
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 「第54回函館記念」(15日、函館)恒例の公開調教。熱心な函館ファンを前に前哨戦・巴賞を快勝したナイトオブナイツが、存在感十分にアピールした。Wコース&単走で5F70秒7〜1F13秒6(馬なり)。久々に函館に戻った太陽の下、余力たっぷりに駆け抜けた。

 見守った池添兼師は「中1週だし、これで十分。厩舎でチャカチャカするような馬だから、輸送がないのもいいのだろう。力がなかったら、巴賞で中を割って勝てない」とデビュー25戦目でオープン初勝利を飾った愛馬に目を細めた。昨夏は恵山特別(函館)と藻岩山特別(札幌)を連勝した洋芝の鬼。「決して、爪の形なんかは道悪(巴賞は重馬場)が得意に見えないけど、前走でもこなしたからね。洋芝が合うんだろう」と指揮官は笑顔で続けた。

 「巴賞の内容は凄く良かった」と振り返る主戦・池添は、開幕週の函館スプリントSでセイウンコウセイを復活Vに導き、夏の函館シリーズ10勝。ルメールや岩田ら巧腕を抑えてリーディング首位を走っている。「滞在競馬、洋芝がいいと思う」と父同様の強調材料を挙げる一方で「距離が1F延びるのでそこがポイント。巴賞は最近直結していないんでしょ?」と課題も指摘した。

 巴賞組の函館記念Vは09年サクラオリオン(巴賞3着=函館スタンド改装工事で札幌開催)以来、出ていない。巴賞1着馬の函館記念Vは05年エリモハリアーを最後に途絶えている。

 週末は再び幸運!?の雨予報。好調男・池添を背に、まだ白星がない2000メートル(通算6勝中5勝が1800メートル)を克服なら、一躍夏の主役に浮上する。

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2018年7月12日のニュース