【プロキオンS】ミラクル 落ち着き出て“ジャイキリ”の期待

[ 2018年7月5日 05:30 ]

 【東西ドキュメント=栗東・4日】開業2年目の杉山厩舎は今年JRAで13勝、厩舎リーディング38位と躍進している。目黒記念ではウインテンダネスがV。帝王賞はケイティブレイブが2着。先々週は2勝。先週も1勝と着実に勝ち星を重ねている。

 プロキオンSはナムラミラクルがスタンバイ。台風接近、鉛色の空を眺めながら小林は厩舎へと自転車を進めた。中1週ながら坂路で4F53秒0〜1F12秒5。担当の池水助手に「速い時計になりましたね」と振ると「もう少しゆっくりでも良かったんですけどね。調子がいいのか、速くなりました」と笑顔を見せた。

 「パドックでチャカチャカしていたのが、最近は落ち着いてきた。500万クラスの頃からずっと乗ってきたジョッキー。相手は強くなるけど、頑張ってほしい」。鞍上の藤懸は全21戦のうち10走に騎乗し、前走の夏至Sを含む3勝を挙げている。厩舎の勢いに乗って、デビュー8年目の相棒がジャイアントキリング(大番狂わせ)で初タイトルを狙う。

続きを表示

2018年7月5日のニュース