風に泣いた帝王賞のテイエムジンソク 木原師、秋の再起期待

[ 2018年6月29日 05:30 ]

 【東西ドキュメント=栗東・28日】便利な時代になった。今はどこにいても全国のレースをパソコンなどでリアルタイムに見ることができる。小林は27日の大井「帝王賞」をスマホでチェック。ケイティブレイブとサウンドトゥルーの馬連1点勝負は2、3着…。とにかくゴールドドリームの手綱を取ったルメールの巧みな騎乗が光った。

 翌朝の栗東トレセンには、テイエムジンソクで挑戦した木原師の姿があった。「最終の1つ前の新幹線で戻ってきたよ」。今週から開門時間が午前5時に繰り上がり、タイトなスケジュールにもいつも通りの笑顔。そのレースを「逃げた馬には厳しい展開」として、その理由に“風”を挙げた。「浜風が凄く強くってね。競輪と一緒で、前を走る人の後ろにつけられればいいんだけど。体自体は増えていたし、良かったと思います」と振り返った。

 スマホをいくら全画面表示にしたとしても、風などはなかなか分からない。逃げての6着を「風を受けて厳しい展開」と覚えておいて、秋の再起を待ちたい。

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2018年6月29日のニュース