【万哲の乱 特別編】17日函館11R 好枠セイウンコウセイが函館で復活

[ 2018年6月17日 08:00 ]

 昨夏の開幕週はレコード続出で話題を呼んだ函館の芝は、今年も初日から速い時計が出ている。土曜メインのHTB杯は昨年タマモブリリアンが1分7秒6で当時のレコードV。今年のHTB杯勝ち馬モズスーパーフレアは1分7秒9(0秒3差)。となると、日曜の函館スプリントS(函館11R)もジューヌエコールが1分6秒8でレコードで制した昨年に近い「高速決着」の可能性が高い。

 では、昨年と同じ結果になるのか?断じてNOだ。昨年は逃げたシュウジが前半3F32秒2でぶっ飛ばす超スーパー乱ペース。不利な外寄り12番枠を引いた◎セイウンコウセイは断然1番人気を背負ったこともあり、2番手で追いかけざるを得ない損な立場だった。それでも「1分7秒3」で粘って4着。今年は絶好の1番枠。1200メートル戦に限れば、2走前の高松宮記念(6着)でも勝ち馬ファインニードルから0秒3差と大負けはしていない。その気なら、単騎逃げも可能なスピード。仮に他馬に行かれた時は、新コンビ池添の「好位さばき」に期待。いずれにしても絶好1番枠なら、外を回されて距離損する可能性はなく、G1馬の復活舞台は整っている。

 《もうひと押し》阪神10R・灘Sは◎タガノディグオ。好位から粘り込んだ前走・オアシスS(6着)に復調の兆しが見えた。降級して、得意の阪神ダートなら一変があっていい。

続きを表示

2018年6月17日のニュース