【函館スプリントS】豪雨の影響は…馬場次第でビーナス快走も

[ 2018年6月13日 05:30 ]

 【東西ドキュメント=函館・12日】午前4時。浜田はアラームを待つことなく激しく叩きつける雨の音で目を覚ました。雨具を準備して競馬場に向かうと、さらに雨脚は強まり、コース全体が白くかすむほどの豪雨に。カッパは全く意味をなさず、ズブ濡れでの厩舎取材となった。

 函館SSに出走する関東の有力馬が入る特別馬房に向かうと、ナックビーナスが手入れを終えたところ。担当の永井厩務員が大仲(スタッフ控室)へ招き入れてくれた。前走・高松宮記念は強豪相手に0秒1差3着と大健闘。「馬混みを気にしないのが一番。前走も狭い所に入ったが、ひるまなかった。大型馬だけど立ち回りが上手なんだ」と愛馬の“武器”を強調した。美浦で仕上げての函館入厩で状態も万全。「あとは時計のかかる良馬場になってほしい」と願う。週末は晴れ予報。昨年の開幕週は超高速決着が連発した芝コースだが、今年はどうか。豪雨の影響が多少残るようなら、積極的に馬券を買いたい一頭だ。

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2018年6月13日のニュース