【万哲の乱　特別編】１０日阪神１１Ｒ　発馬が決まれば、ワンブレスアウェイ

　阪神１１Ｒ・マーメイドＳは大割れしたオッズが示す通りの超難解戦。しかも雨の影響を受ける可能性もある。穴狙いが得策か？

　◎ワンブレスアウェイは年初からずっと調教は動いている。成績が安定しないのは、スタートが不安定だから。２走前の中山牝馬Ｓ（１１着）も前走・福島牝馬Ｓ（６着）も出遅れた時点でほぼアウト。しかも先行有利の中山１８００メートル、福島１８００メートルでは厳しかった。古賀慎師は「今週も稽古は動いている。牝馬でこれだけ好調期間が続くのは立派」と称えた上で「中間は今まで以上に中味の濃いゲート練習を行った」と出遅れ克服に燃えている。もし練習効果が出て、互角にスタートを切れれば、状況は一転する。昨夏の阿武隈Ｓ（１着）の頃まで「好位差し」がキャラ。すんなりと２〜５番手を走れれば、近走より１キロ軽いハンデ５３キロも大きな武器になる。雨で湿った重いウッドチップコースでも動く調教巧者に加え、道悪巧者多数のステイゴールド産駒ならば、雨も味方になる可能性。とにかくスタートに集中だ。

　《もうひと押し》東京９Ｒ・小金井特別は◎ハルクンノテソーロ。昨年のＧ３・ユニコーンＳ２着の実力馬。昨秋以降は低迷が続いたが前走・鎌倉Ｓ（６着）は復調の兆しを見せた。降級したここは勝負になる。