香港トップジョッキーモレイラ、JRA免許受験へ 

[ 2018年6月9日 05:30 ]

ジョアン・モレイラ
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 香港のトップ騎手、ジョアン・モレイラ(34)が今年のJRA騎手免許試験を受験することになった。香港のサウスチャイナ・モーニングポスト紙電子版が7日に報じた。合格すればM・デムーロ、ルメールに続いて3人目の外国人騎手となる。

 モレイラは「難しい決断だった。香港での素晴らしい5シーズンを関係者に感謝したい。だが動くべき時が来た」とコメント。18〜19年シーズンの香港の騎手免許を更新しない見込みで、7月のシーズン終了後は試験勉強に専念する。すでに1年半前から日本語の勉強に取り組んでおり「日本と日本の競馬を愛している。もし今年不合格でも来年また受ける」と固い決意を示している。騎手免許試験の要項は8月上旬に発表される予定。昨年度は9月に1次試験、1月に2次試験が行われ、合格発表は2月だった。

 ブラジル出身のモレイラは地元でデビューした後、09年からシンガポールで騎乗。13年からは拠点を香港に移して活躍してきた。日本馬とのコンビでも16年チャンピオンズマイル(モーリス)、同香港ヴァーズ(サトノクラウン)、17年ドバイターフ(ヴィブロス)、同クイーンエリザベス2世C(ネオリアリズム)など大レースを制し、「マジックマン」「雷神」などの異名を持つ。日本では14年に初騎乗。夏の札幌を中心に通算38勝を挙げている。

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2018年6月9日のニュース