【マーメイドS】道悪で本領発揮のアンドリエッテ、重賞初Vだ

[ 2018年6月7日 05:30 ]

 【栗東ドキュメント=6日】梅雨入りが発表された水曜は、朝から雨が降り続いた。ズブ濡れになりながらの取材に寺下は心折れそうになったが、馬も一緒。マーメイドSに出走する厩舎からは、レース当日の雨予報を気にする声が多かった。難解な牝馬重賞は、ハンデだけじゃなく“道悪適性”もポイントになりそう。

 そんな中、雨予報を歓迎するのがアンドリエッテ陣営だ。最終追いは国分恭を背に坂路へ。最後にステッキで気合をつけられると、力強く伸びた。見届けた牧田師に感触を聞くと「しまいだけ気合をつけたが、この(馬場の荒れた)時間帯でもしっかり動けていた」と表情は明るい。続けて「日曜、雨予報ですよね?」と逆質問。「むしろ、雨の方がいいタイプ。チューリップ賞(2着)もそうだし、昨年勝った時(衣笠特別1着)もそうだったから。一発ありそう」と力強かった。寺下にとっては、15年の桜花賞(6着)で本命にした思い出の馬。雨の仁川で、重賞初制覇を願う。

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2018年6月7日のニュース