【エプソムC】石川、感謝の再タッグ「リズム良く運べれば」

[ 2018年6月7日 05:30 ]

笑顔で馬場入りする石川(撮影・村上大輔)
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 「インタビュールーム ウマい話あり」は、エプソムCで関西馬ブラックスピネルに騎乗する石川裕紀人(22)の胸の内を聞いた。

 ――ブラックスピネルとは前走・メイS(7着)が初コンビだった。

 「馬っぷりが良くて雰囲気がある馬。以前との比較はできないけど、返し馬でも休み明けを感じさせない出来だったので、結果を出せなくて残念です」

 ――好位の内で直線は前が空かなかった。

 「スタートが良くてハナへ。向正面からペースが速くなって掛かり気味の馬を行かせて好位で運んだけど、直線で前が詰まって馬の気持ちが切れてしまった。前が空いていればあの競馬でも良かったのかもしれないけど、結果的に馬の力を発揮できなかった」

 ――引き続きの騎乗となる。

 「また乗せてもらえるのはありがたいし、責任も感じます。音無先生にはよく乗せてもらっている(関西厩舎で最多の17鞍で3勝)し、前回の反省を生かしたい。気持ちが大事な馬だと思うので、リズム良く運べれば」

 ――4月末に左下腿骨骨折から約9カ月ぶりに復帰した。

 「復帰2週目に2勝させてもらったが、そこから勝てていない。体は全く問題ないだけにもどかしいですね。(昨年2月に)減量がなくなって一鞍の重みをそれまで以上に感じています。人気に関係なく一つでも上の着順にと心掛けています」

 ――昨年のラジオNIKKEI賞(セダブリランテス)で重賞初勝利を飾った。

 「やっぱり重賞を勝つと周囲の反応が違いますよね。復帰後も重賞の騎乗依頼を頂けているのはありがたいです」

 ――今後の目標は。

 「まずはケガをしないこと。デビューからケガをせずに1年乗ったことがないんですよ。ジョッキーにとってケガで乗れないことほどつらいことはない。負けても競馬に乗っている方がずっと楽しいですから」

 ――夏に期待している2歳馬は。

 「所属している相沢厩舎のカイザースクルーン(牡、父ルーラーシップ)が楽しみです。アイスフォーリス(12年オークス3着)の初子で脚さばきが軽いし、いかにも芝で走りそう。ゲートセンスもいいですよ」

 ◆石川 裕紀人(いしかわ・ゆきと)1995年(平7)9月22日生まれ、東京都出身の22歳。美浦・相沢厩舎に所属。初勝利は14年6月1日、東京2Rのニシノソラカラ。JRA通算2187戦117勝。重賞1勝。1メートル62、50キロ。血液型A。

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2018年6月7日のニュース