【丸亀・京極賞】浜野谷、イン逃げ復活V 3年ぶりG1制覇

[ 2018年6月6日 05:30 ]

3年ぶりにG1を制し優勝旗を掲げる浜野谷
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 まるがめボート開設66周年記念「G1京極賞」は5日、12Rで優勝戦が行われ、浜野谷憲吾(44=東京)がインから逃げ切って15年江戸川60周年以来、20回目のG1優勝を達成。SGクラシック(戸田、来年3月16〜21日)の権利を獲得した。2着は河村。磯部が菊地に競り勝ち3着。

 1号艇が8連勝中の京極賞優勝戦。今年は予選首位の白井と2位の菊地が準優で2着となり、優勝戦は4、5号艇に後退。3位の浜野谷が1号艇で波乱の予感も少しあったが、終わってみれば浜野谷に軍配が上がった。

 今節初めて雨の中で行われた最終日。優勝戦は5号艇の菊地の進入が注目されたが、スタート展示から枠なりの3対3。ダッシュ5コースの菊地がコンマ03の鋭いスタートを決めて、内側に襲いかかってくる。しかし、負けじとコンマ04のSを決めた浜野谷が応戦。冷静に1Mを回ってバックでVを決定づけた。

 「チャンスが回ってきたからね。久しぶりのG1優勝はうれしい。G1の優出は約2年ぶり?(1年8カ月ぶり)。久しぶりに緊張感を楽しめましたよ」

 グランプリの常連だった浜野谷も、ここ数年はスタート事故にも苦しんで結果を残せなかった。昨年はG1優出すらなし。今回、久しぶりに巡ってきたチャンスをきっちり生かすあたりは“東都のエース”と呼ばれた実力者だけはある。

 「優勝戦は行き足がさらに良くなっていた。8月のメモリアル(まるがめ、8月21〜26日)は、イメージ良く戦えそう。グランプリ?それはまだまだ。そう言ってF2したこともあるし。目の前の一走一走を頑張るだけ」

 表彰式では最後まで“憲吾スマイル”全開だった。

 ◆次走 浜野谷憲吾、河村了、興津藍、白井英治、菊地孝平、磯部誠の次走は9日からの下関G1競帝王決定戦。松井繁、田中信一郎、山崎智也、原田幸哉、魚谷智之、池田浩二、中島孝平、峰竜太ら強豪と優勝を争う。

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2018年6月6日のニュース